故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、9月7日午後、東京都内でジャニーズ事務所による初めての会見が始まった。

会見には、藤島ジュリー景子社長、所属タレントの東山紀之氏、同じく井ノ原快彦氏、事務所顧問である木目田裕弁護士が出席した。

東山新社長は記者から、ジャニーズ事務所の名前を今後どうするか、ジャニー氏を喜多川氏と呼んだのはなぜか問われ、

東山氏「(ジャニーズ事務所の名前について)そのことに関しましても議論はしました。どうすべきなのか。やはりこれだけの犯罪ですから、これを引き続き名乗るべきなのか、いろんな解釈がみんなの中にもあると思いますし、ただ僕が思いましたのはジャニーズというのは創業者の名前でもありますが、何よりもこれまでタレントさんが培ってきたエネルギーだとかプライドだとかの表現のひとつとしてとらえても良いのではないかと思っています。(喜多川氏と呼んだことについて)ただ、喜多川氏については、エンターテインメントというのは人を幸せにするためにあるもので、それがそうじゃなかった。結果、あの方は誰も幸せにしていなかった。なので喜多川氏とよばせてもらうことにしました」と話した。

東山紀之氏は1966年生まれの56歳。神奈川県出身で、1979年にジャニーズ事務所に入り、1985年に19歳で少年隊として「仮面舞踏会」でデビューした。

所属タレントの中でも最古参で、現在は情報番組のメインキャスターなどを務めるほか、10月からは主演舞台も予定されている。

井ノ原快彦氏は1976年生まれの47歳。1988年にジャニーズ事務所に入り、1995年にV6のメンバーとしてデビュー。

現在は歌手の他に司会なども務める他、2022年には、ジャニーズ事務所の関連会社で、若手の育成などを行う「ジャニーズアイランド」の社長に就任している。

「みんながそういう事があってスターになったのではない」ファンへの思い聞かれ涙する藤島ジュリー景子前社長の表情など会見の様子

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。