南太平洋の島国ソロモン諸島では、17日に総選挙が行われ、その結果、中国との関係を深めてきた与党が過半数を獲得できず、今後、連立政権に向けた交渉が本格化する見通しだ。

ソロモン諸島では4月17日に総選挙が行われ、24日までに50議席すべての結果が出そろった。

現地メディアによると、台湾との断交に踏み切るなど中国との関係を深めてきたソガバレ首相が率いる与党は、15議席を獲得し第1党となったものの単独過半数には届かなかった。

一方、中国との関係見直しを掲げる野党は合わせて20議席獲得した。

残りの15議席は、少数政党や無所属が獲得していて、今後、連立政権の発足に向けた交渉が本格化する見通しだ。

太平洋の島国では近年、キリバスやナウルが台湾と断交し、中国と外交関係を結んでいて、「中国寄り」の象徴とされるソロモン諸島の動向に注目が集まる。

フジテレビ
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国際取材部
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