栃木県で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、死体損壊の疑いで新たに逮捕された若山耀人(わかやま・きらと=20)容疑者が、NHKの大河ドラマに主人公の幼少時代の役として出演するなど、本格的な子役として活動していた元俳優であることがわかり、SNS上には驚きの声が寄せられている。

元俳優の若山耀人容疑者は、栃木県那須町で、飲食店経営の宝島龍太郎さん(55)と幸子さん(56)の遺体に火をつけ損壊した疑いがもたれていて、実行役とみられている。

警視庁によると、若山容疑者と韓国籍の姜光紀容疑者(カン・グァンギ=20)は27日から指名手配されていたが、若山容疑者は、30日午後10時40分すぎに、千葉市若葉区の知人宅にいたところを、警視庁の捜査員により身柄を確保された。

また、既に逮捕されている平山綾拳容疑者(25)は、若山容疑者を「キラト」、姜容疑者を「カン」と呼んでいて、「年末から年明け頃、カン、キラトと知り合い、何度か飲んだ」などと供述しているという。

事件前日に平山容疑者から車を借りた若山容疑者と姜容疑者が、東京・品川区から那須町の現場に行ったとみられている。

逮捕された若山容疑者は、岐阜県出身で、2014年度のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で主人公黒田官兵衛の幼少時代を演じて一躍有名になり、放送された年には、プロ野球の始球式に呼ばれるほどだった。

また山陽・九州新幹線「みずほ」の姫路駅停車を記念して、姫路駅の一日駅長を務めた事もあった。他にも多くの映画やドラマに出演したが、近年は俳優として活動していなかったようだ。

SNSには、「自称俳優のレベルじゃなく。本格的な子役やってたひとやん!」「普通に色んな映画とか出てたよね」「若山耀人って大河ドラマ出とったよね??」「すぐ思い出すぐらい子役としてはインパクトあった とても残念」「若山耀人って名前聞いたときは、 え!?と思ったが、やっぱりだった」などと、俳優として活躍していた当時を覚えている人から驚きの声があがった。

さらに、「大好きな大河の一つ「軍師官兵衛」が まともな感情で見られなくなっちゃった」「どこで道を踏み外してしまったのか」「闇バイトとかなのかな?なぜこんなことに」などの声も寄せられた。

プライムオンライン編集部
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