てつたま。「てっちゃん野川のローカル魂」です。
【野川キャスター】
「はい、今回は、およそ４０年ぶりという新型車両の導入で話題の特急電車に会ってきました！それでは…
その新型車両の発着駅となっているのが岡山駅です。駅名標のこの色もヒントですよ。
【野川キャスター】
「今ですね、岡山駅２番ホーム入ってまいりましたよ。もうね、静か。すーっと入って来ますね。おお！うわ、ピカピカ。ま、新車ですからね。ピカピカですよ。やっぱり到着に合わせて、これから乗られる皆さんも携帯のカメラ構えてらっしゃいましたね。気になっている方もたくさんいらっしゃると思います、やっぱり」
話題の電車というのは、今月運行を開始した岡山駅と島根県出雲市駅を結ぶ“特急やくも”の新型車両、２７３系です。
デビュー初日の６日には、ＪＲ出雲市駅で記念セレモニーが開かれ、島根県の丸山知事も参加するなど、“新型やくも”への期待の高さがうかがえます。
【島根県・丸山 達也 知事】
「できるだけ多くの皆様にお使いいただき、できるだけ多くの皆様をお迎えできるように一生懸命取り組んでいかなくてはならない」
＜“新型やくも”の走り＞
岡山までの道中にある島根のお隣、鳥取は米子駅でも平井知事が出席し、盛大なセレモニーを開催。”新型やくも”は大歓迎を受けました。
その米子の駅ビルでは、開業に合わせて早くもクリアファイルやタオル、キーホルダーなどオリジナルグッズが売り出され、次々と売れていましたよ。
そして、もちろん岡山駅も盛り上がっています。
駅の中央改札の脇には、岡山駅の駅員がおすすめする“新型やくも号”の見どころ紹介や、駅のホームには“やくも号”をイメージした待合スペースも作られていました。
さらに、新型の運行開始に合わせて足元の乗車位置の表示も新たに張り換えられています。
【野川キャスター】
「試乗会の機会とかもあったんですけども、私、あの応募して全滅でございまして。
今日、初めて本当にお目にかかりました。これ、まず何といってもね、色々たくさん触れたいポイントあるんですけど、行先表示のところがね。このＬＥＤ表示で見やすいですね。くっきりね。“やくも”のロゴもしっかり色鮮やかに表示されて、行き先表示以外にも、色々出すことができるというのをいろいろ見ましたけど、まあ、技術の進歩でそういうこともできるようになったわけですね。
うわ！でも、まず第一に触れるべきは、やっぱりこの色。
メインカラーなんでしょうね。
“やくもブロンズ”と銘打たれている、光沢のある銅色と言いましょうかね？これがですね。“やくも”のイメージということで、今回いろんなものを混ぜ合わせて出来たカラーという事ですが。まあ、例えば沿線の宍道湖に沈む夕日であったりとか。
沿線の伝統産業である、たたら製鉄のイメージであったり、そういうものを混ぜ合わせて、“やくもブロンズ”というものが作られたそうです。
この大きなロゴもいいじゃないですか？八雲立つというね、この神話のモチーフですけどもね。
ちょっとお顔を拝見しましょう。
お顔、顔！端正なお顔立ちだと思いませんか？なんか艶っぽいといいますか、ちょっとこう大人の色気を感じるような」
外観だけでなく、車内ももちろん、素晴らしい仕上がりで、大きなテーブルが付き、グループで利用できるセミコンパートメント座席が新たに設けられ、フラットシートにもアレンジが可能なんですね。
さらに最新の振り子制御技術を搭載し、揺れを抑え、乗り心地も改善されているそうです。
あー、早く乗ってみたい！
【野川キャスター】
「おお。“やくも号”のご出発です。行ってらっしゃい。乗客の皆さんの笑みが見えましたけども、乗る前からワクワクできる車両だなという感じが。あ！貫通扉開いてですね、連結してきょう８両編成です。うわ！いってらっしゃい。出雲市まで。やあカッコいい。
もう４月から、かぶると言っているのに、この帽子、興奮のあまりかぶるの忘れましたけど、ちょっと、かぶりましてですね。
まあ、“やくも号”この後、倉敷から伯備線に入って山陰エリアに入っているわけですが、その沿線の山陰エリアも新型車両２７３系の登場で大いに盛り上がったようでございます」
ここは、島根県出雲市にある後藤総合車両所出雲支所。
観光バスから次々と降りて来た“てっちゃん”達の行列の先にあったのは…新型２７３系に加え、歴代４種のカラーリングが施された旧型の“やくも３８１系”です。
新型が導入され、旧型は６月で定期運行を終えます。
そこでＪＲ西日本と旅行会社が歴代“やくも”が勢ぞろいするツアーを企画。
料金は５～６万円と高額にもかかわらず、２００人の定員に１０００人を超える応募があったと言います。
ちなみにどんな“やくも”があるのかというと…懐かしの国鉄色・クリーム色に…パノラマ車を連結した紫色の“スーパーやくも”カラー。
緑色と黄色のラインが目を引く“緑やくも”に、赤ラインの入った、“ゆったりやくも”カラー。
そして、最後は新型２７３系です。
５色の“やくも”がそろうのは最初で最後と、“てっちゃん”も大満足です。
【富山県からの参加者】
「富山から来ました」
Ｑ：どうでした？見てみて
「本当に一生の思い出になりました、はい。本当に絶対に見られない組み合わせだと思っていたので、本当に当選して嬉しかったですし、はい」
【神戸市からの参加者】
「またとない機会なんで、やっぱり、ちょっとお金もはりましたけど、でも、すごい。こういう企画やってくれた方にはすごく感謝しかないですね。はい」
Ｑ：きょうこれはカバンも“やくも”の？
【埼玉県からの参加者】
「ツアーでみんな配られていて」
Ｑ：どれがお気に入りですか？
「やっぱり国鉄色ですね」
今月６日にデビューした「新型やくも２７３系」
現在は１日６往復の運行で、６月１６日からは、すべて新型に切り替わります。
＜スタジオ＞
【木村文子さん】（エディオン女子陸上部アドバイサー）
「セミコンパートメント座席、机がカワイイですね」
【野川キャスター】
「セミコンパートメント、家族連れ、カップルで行くときはとてもいいですね。人数分の指定席料金があれば特別な料金はいりません。あとは予約の争奪戦に勝つだけと。最後の難関が待っています」
