大事な家族の一員が「最高のクレジットカード」になっちゃった?かわいすぎる瞬間を閉じ込めたカードが、X(旧Twitter)で話題になっている。

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「最高のクレジットカード届いた」とのコメントとともに写真を投稿したのは、サイベリアンの男の子「ヤマネコ」くんの飼い主(@ymnc_rf)さん。

おすわりして、何やら目を大きく開いて斜め下を凝視しているヤマネコくんだがよくよく見てみると、その顔にはクレジットカードが重ねられている!

ユニークなその表情は、実はクレジットカードに印刷されたもの。「ヤマネコくん柄のカード」は、じっくり見ないとわからないくらいに、ヤマネコくん“本体”になじんでいる。

カードの元になった写真がこちら
カードの元になった写真がこちら

このカードは、2024年3月18日にスタートした、ペットの画像からオリジナルデザインのクレジットカードが作れる「エポスペットカード」のサービスで作ったもの。

ヤマネコくんの個性あふれるカードには「え、普通に欲しい」「これは可愛すぎる」などのコメントが寄せられ、17万件を超える「いいね」がついた(5月7日現在)。

2022年3月のヤマネコくん。扉から半分だけひょっこり
2022年3月のヤマネコくん。扉から半分だけひょっこり

ちなみに、ヤマネコくんは以前にも、リビングに突如現れた鏡に“ビビる”姿がかわいいと話題になり、編集部でも紹介した猫ちゃんだ。

(関連記事:リビングに移動しただけでなぜ? 猫が鏡に“超絶ビビり”顔半分の警戒ぶり…その後を飼い主に聞いた

今回のカードに“閉じ込められた”ヤマネコくんの表情の理由も気になるが、そもそも、このペットカードが生まれた経緯も気になる。ヤマネコくんの飼い主さんと、サービスをスタートした株式会社エポスカードにお話を聞いた。

思い出がたくさん詰まった大好きな1枚

まずは、ヤマネコくんの飼い主さんから。


――ヤマネコくんはどんな子?

年齢は3歳半、性格はビビリで甘えんぼう。好きなオヤツは煮干しとドライササミで、好きなおもちゃはイヌのぬいぐるみの「イヌくん」です。

「イヌくん」で遊ぶヤマネコくん
「イヌくん」で遊ぶヤマネコくん

――この写真はどんな瞬間を撮影したものだった?

初めて見たカモのパストラミに飛びかかろうとしているところです。 人間用に味付けされた食べ物のため絶対にあげられないので、飛びかかりそうになっていたのをずっと飼い主が押さえていました。


――ペットカードを作ろうと思ったのはなぜ?実際に作ってみてどうだった?

SNSのタイムラインに、ペットカードを作れる記事が流れてきて、そちらを拝見しました。
(カードは)画質も良く、何より思い出の1枚がクレジットカードという形で送られてきてとてもテンションが上がりました。満足度はとても高かったです。

ヤマネコくんは飼い主さんお手製「飼主証明書兼ヘルプカード」も持っている
ヤマネコくんは飼い主さんお手製「飼主証明書兼ヘルプカード」も持っている

――投稿への反響について…

今回カードのデザインにした写真は、思い出がたくさん詰まった大好きな1枚でした。その写真をまた違った形でたくさんの方々に見てもらえてとても嬉しく思います。

「我が子自慢」がスマートにできる?

この「エポスペットカード」は、エポスカードの公式サイトにスマートフォンからペットの画像をアップロードして、その他必要情報を登録するだけで1~2週間後に郵送で受け取れるそう。

また、カードの利用額に応じて付与されるポイントのうち、0.1%が保護犬・保護猫を支援する団体などに寄付されるシステムになっている。

画像は、飼い主とペットの2ショット写真のような「人物が映っているもの」は使えないが、動物であれば、どんな種類のペットでも申し込みが可能だという。

続いて、エポスカードにもお話を聞いた。


――「エポスペットカード」を作ったきっかけ・経緯は?

エポスカードの属する丸井グループでは、2026年3月期までの中期経営計画において、「一人ひとりの『しあわせ』を共に創る」という「インパクト」(活動を通じて生み出したい「社会的変化」などのこと)を設定しています。

この「インパクト」を達成するための重点項目の一つである「一人ひとりの『好き』を応援」の実現に向けて、アニメやキャラクターのカードや社会貢献につながるカードをリリースしてきました。

デザインは縦・横どちらでも(提供:株式会社エポスカード)
デザインは縦・横どちらでも(提供:株式会社エポスカード)

その取り組みの中で究極の「好き」を応援するカードとして、お客さまそれぞれのオリジナルカードがつくれる「オンリーワンカード」という構想を以前より持っておりましたが、従来のカード印刷方法ではコストが高くなることから断念していました。

ですが、プリントオンデマンドの技術を活用することで、小ロットでもコストを抑えることが可能になり、券面デザインにおいてもお買い物体験においても、自分にとっての大切な存在を身近に感じられるという「オンリーワンカード」のコンセプトの具現化につながりました。まずはこのコンセプトと親和性の高いカテゴリーでスタートさせようということで「ペット」から始めることとなりました。

提供:株式会社エポスカード
提供:株式会社エポスカード

――リリースしてみての反響は?

開始1カ月で、当初の計画の3倍のお申込みをいただいています。


――ヤマネコくんのカードに「最高」の声が寄せられていることは知っている?

(ヤマネコくんの)写真を撮ったときのエピソードを拝見し、お客さまそれぞれに忘れられない思い出やかけがえのない瞬間があることを実感しました。そんな瞬間をカードにしていただき、でき上がりを喜んでいただけている様子を見てとてもうれしく思います。

提供:株式会社エポスカード
提供:株式会社エポスカード

――ちなみに、飼い主とペットの「2ショット」写真が使えない理由は…

人物が特定できる場合には、それが飼い主さまご本人だとしても、当社ではその方がご本人かどうか判断ができかねます。肖像権の侵害となるとサービスのご提供ができなくなったり、サービスをご利用いただくお客さまへの影響もあることから、安心してご利用いただくためにリスク面を考慮し「ペット」のみの写真とさせていただいております。

提供:株式会社エポスカード
提供:株式会社エポスカード

――ぜひ作ってみたい!という人に一言…

カードを見るたびにほっこり幸せを感じたり、くすっと笑えたり…といった気持ちになっていただきたいと思っていたので、カードの作成前にデザインのシミュレーション機能を設けて、どんなカードができるのかワクワクしながら試していただいたり、券面デザインではリップルマーク(タッチができるカードである印)やエポスカードのロゴを裏面にし、表面はお気に入りの写真を最大限活かしたものになるような工夫をしました。

本当はわが子を自慢したいけど、写真を周りの方に見せびらかすのはちょっと…という方も、カードであれば周りの方にもあえて見せやすいのかなと思います。店員さんと「かわいいですね!」のような話すきっかけにもなったり、カードのイメージも色々なパターンで作ってみてSNSなどでみんなに見せてかわいさを共有してみたり。そんな風に、作るときも使うときも楽しんでいただけるといいなと思います!

ちなみに、ヤマネコくんはカードを見て「においを少し嗅いで、おひげをこすりつけていた」そう。

ペット自身が使うことはないものの、飼い主にとってはたまらないだろう1枚。「これぞ!」というお気に入りの写真を使って、“我が子自慢”したくなるカードを作ってみるのも良さそうだ。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。