大相撲の元横綱・曙太郎(あけぼの・たろう)さんが4月、心不全のため亡くなっていたことが分かった。54歳だった。

ファンからは悲しみの声が聞かれている。東京・両国国技館前から、フジテレビ・広瀬修一ディレクターが中継でお伝えする。

11日は場所中ではないが、多くのファンが国技館に足を運んでいて、周辺の住民など、多くの人から話を聞くことができた。

突然のことで驚きや、悲しみの声が広がっている。ただ、一方で曙さんの温かい人柄について振り返り、そしてしのばれる声がたくさん聞かれた。

相撲ファンからは、「東京駅で見たけど、テレビで見るのと実物は全然違う。かわいいっていうか」、「おなかを触らせてもらったことはあります。ニコニコしてますよ、優しい方なんだなと」など、かなり身近にファンの人に接してふれあっているというようなエピソードがたくさん聞かれた。

日本に来て、そして横綱まで上り詰めたその背景には、相撲界に溶け込もうという、自らの気持ちと、さらにファンの人、周囲の人に愛されるその人柄があったからこそなのかなと感じる。