東京・狛江市にある、約17万冊が並ぶ市立図書館。

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その一室で行われていたのが本を修理するボランティア活動だ。

黙々と作業しているのは、ここで長年活動する横溝真由美(よこみぞまゆみ)さん。

横溝真由美さん:
直さなきゃいけない本というのは、どんどん出てくる。

ボランティアの手で蘇らせた本は、14年間で2万2000冊以上。横溝さんは、修理室の立ち上げ当初から携わっている。

横溝真由美さん:
本読むのも好きだし、眺めるのも好きだし、触るのも好きだし、これだと思って申し込みました。

横溝さんの手元にあったのは、完全にページが破れている絵本。

横溝真由美さん:
どうしても子供さんは、使い方が大人よりは乱暴になってしまうので、壊れやすいですよね。

破れたページには特殊なのりを付け、跡が目立たないよう丁寧につなぎ合わせていく。

横溝さんは普段どんなことを思って、修理しているのだろうか。

(Q.何を思いながら修理しているか)
横溝真由美さん:
丁寧に読んでほしいけれどもまた、壊れちゃったら私たちが直してあげるからねとも思います。

子供たちがあすも笑顔で本が読めるよう、横溝さんの活動は続く。
(「イット!」4月2日放送より)