自民党・安倍派が解散を決定してから一夜明けた20日、裏金疑惑の“内情暴露”などをした宮沢博行議員は、地元・浜松市で天竜川の「大寒みそぎ」に参加した。

2023年12月、所属する安倍派の政治資金パーティーを巡るキックバックについて「派閥の方から『収支報告書に記載しなくてよい』という指示があった」と報道陣に明らかにした宮沢議員。

1月16日には「私が安倍派を介錯する」と派閥の解散を求め、安倍派が解散を決めた19日の総会後には、「国民へのけじめとして、必要なこと当然のことだ」と述べていた。

翌20日の夜明け前、宮沢議員が姿を見せたのは、地元の静岡・浜松市を流れる天竜川。

20日は二十四節気の「大寒」で、天竜川では、神職や一般参加者が川に入って心身を清める行事「大寒みそぎ」が行われた。

毎年この行事に参加しているという宮沢議員は、報道陣に対し「昨日の今日のみそぎというのもすごいなと思う。こういうタイミングは、ご縁だと思って、一生懸命やりたい」と笑顔で語った。

その後、白い鉢巻きとふんどし姿となった宮沢議員は、他の参加者とともに川原で祈りを捧げた後、水温7度の天竜川へ。両手を合わせ、祝詞を唱えながら体を沈めた。

行事の終了後、再び取材に応じた宮沢議員は、「みそぎから地元の活動を始め、不思議な縁だと思う。とにかく出直すつもりで、一歩一歩、地元で頑張っていきたい」とした上で、「常に清らかに魂を保って努力したい」と語った。

また、政治資金問題に対する今後の取り組みについて問われると、「きちんと帳簿につけることをしっかりやる。当たり前のことは当たり前にやっていくしかない」と述べた。

そして、大寒の川に浸った感想について「入った瞬間に『うっ!』ってきましたね」と笑顔で話した。

※FNNでは「自民党派閥の政治資金問題」を継続取材しています。情報提供してくださる方は、ぜひこちらまでご連絡ください。

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