羽田空港で日本航空機と海上保安庁の機体がが衝突・炎上した事故の発生当時の様子が徐々にわかってきた。

乗客撮影映像には緊迫した機内の様子が

事故は2日午後5時47分、羽田空港で起きた。

事故は2日午後5時47分、羽田空港で起きた
事故は2日午後5時47分、羽田空港で起きた
この記事の画像(21枚)

着陸しようとしていた日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した。

「早く出してください」と子どもの声も
「早く出してください」と子どもの声も

事故発生直後の機内で乗客が撮影した映像では、外の様子とともに泣き声や叫び声が飛び交う緊迫した機内の様子がわかる。

この事故で、旅客機の乗客・乗員379人が全員脱出したものの、15人が負傷、海上保安庁の航空機の乗員5人が死亡し、機長が重傷となっている、

国の運輸安全委などの調査現場では燃え残った機体の一部が確認できる
国の運輸安全委などの調査現場では燃え残った機体の一部が確認できる

国の運輸安全委員会などが調査に入っている現場では3日、燃え残った機体の一部が確認できる状況だった。

日本航空側によると、事故前、管制官から滑走路進入の許可が出ていたという。

一方、海上保安庁の機体に対しては、滑走路手前まで走行するよう指示が出ていたことがわかった。

約100便が欠航した羽田空港では長い列

また事故の影響で、約100便が欠航した羽田空港では、代わりの便を求める人たちの長い列ができていた。

事故の影響で羽田空港では104便が欠航した
事故の影響で羽田空港では104便が欠航した

徳島に帰る男性は「今来たところでして、これをずっと。2時間ほどかかるかなってところなんですけど」と困惑し、福岡に戻る女性は「福岡に(きのう)帰る予定だったんですけど、機内で2時間以上待ってて、結局キャンセルになって、13時(の便)っていうのが取れて、ちょっとほっとしています」と語っていた。

国の運輸安全委はフライトレコーダーを回収し解析へ
国の運輸安全委はフライトレコーダーを回収し解析へ

国の運輸安全委員会は、海上保安庁の航空機からフライトレコーダーなどを回収し、今後解析して内容を確認していくとしている。
(「FNNニュース」1月3日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(21枚)
FNN
FNN