春の高校バレー山形県代表決定戦・女子は、10月22日の激戦の結果、米沢中央が優勝し、全国のオレンジコート行きの切符を手にした。

エースが序盤から大活躍

女子の決勝は、4連覇を目指す第1シードの米沢中央と、4年ぶりの女王返り咲きをねらう山形商業の対戦だった。

米沢中央・亀井達子
米沢中央・亀井達子
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序盤からエンジン全開だったのは、米沢中央のキャプテンでサウスポーエース・3年生の亀井達子。前にいても後ろにいても存在感抜群な亀井の活躍で、米沢中央が主導権を握る。

対する山形商業は、3年生エースの横尾唯愛の力強いスパイク、1年生・159cmの半澤輝空がジャンプ力を活かした攻撃で応戦する。

米沢中央・佐藤鈴
米沢中央・佐藤鈴

しかし、米沢中央の2年生エース・佐藤鈴の高い攻撃力は2023年も健在だった。パワーと安定感のあるスパイクでポイントを量産。さらに、それぞれの特徴を生かした巧みな選手交代で、第1セットは米沢中央が大差をつけて奪った。

「みんなが役割をしっかり果たせた」

続く第2セットも米沢中央が奪い、迎えた第3セットも米沢中央は2年生セッター・杉山由菜の多彩なトスワークから2年生の小島瑠夏、同じく2年生のサウスポー・櫻井好香、期待の1年生・岡崎芽依と、全員が持ち味を発揮。さらに、リベロ・3年生の佐藤亜夢が安定したレシーブで高い攻撃力を支えた。

そして、迎えた4連覇へのマッチポイント。佐藤鈴が上げたボールを最後はキャプテンでエースの亀井達子が決め、山形県女子の決勝は3対0で米沢中央が4連覇を達成した。県内では9大会連続の頂点。再びオレンジコートに立つ権利を手にした。

米沢中央キャプテン・亀井達子選手:
みんなが自分の役割をしっかり果たして、最後にエースが決め切ることができた。全国大会では一つひとつしっかり勝ち切れるように、チーム全員でがんばっていきたい

全国大会は2024年1月4日、東京体育館で開幕する。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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