19日、長崎県大村市の中学校で行われていた体育大会の最中に”つむじ風”が発生してテントが飛ばされ、2人がケガをしました。

大村市の大村中学校では、19日、体育大会が行われていました。

グラウンドには強い風が吹き荒れ、次の瞬間。

テントの中で撮影されたこちらの映像からも、強い風でパニックになった様子がうかがえます。

撮影した女性
「ありえないくらいの強風に変わっていて、気づいたらテントが自分たちの上に倒れてきた」

撮影した女性は、激しい風とごう音に恐怖を覚えたと話しています。

撮影した女性
「砂ぼこりとテントの白い色で、あ、やばいなという感じ。恐怖しかなかった。2歳と5歳の姪と甥が一緒に見に来ていたのでその子たちだけはかばわなければと」

数人でテントをおさえたものの、保護者の女性2人の体に柱があたり、1人は左手にすり傷を、もう1人は左腕と腰を打つケガをしました。

学校によりますと、テントは杭を打つなどして固定していたということです。

「つむじ風」は、晴れた日に地面があたためられ、上昇気流が発生することによっておきます。

雲を伴わないので予測が難しいとされています。

いきなり発生し、数十秒程度の短時間でおさまるのが特徴です。

つむじ風は、グラウンドが一番起きやすいといわれています。

乾燥していると起きやすいので、グラウンドに水をまく、テントをしっかり固定するなどの対策が必要です。

テントを押さえるのは大変危険ですので、すぐにその場から離れてください。

できれば、校舎などの建物の中に避難して、身の安全を確保するようにしてください。

テレビ長崎
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