体育祭中に突然、つむじ風が発生。
飛ばされないようテントを押さえた行為が、けがへとつながる結果になった。

長崎・大村市で19日に行われた中学校の体育祭。
40人ほどが列となって速さを競うムカデ競争の最中、あたりに砂煙が舞い始めた。

すると、激しい突風が砂とともに押し寄せ、テントを直撃、パニックになった。

風が収まり、あたりを確認すると、机やいすは倒されぐちゃぐちゃに。
テントもひっくり返っていた。

別の角度から撮影した映像を見ると、最初の動画が撮影されたテントにつむじ風が渦を巻きながら襲いかかかる様子が確認できる。

周りには必死でテントを支える人だかりが。
風であおられているようにも見える。

当時、テントの中にいた人は「恐怖しかなかった。気づいたらテントが自分たちの上に倒れてきた。上から撮ってる映像見て、あそこに自分たちがいたと思うとゾっとした」と話した。

このつむじ風で、2人が軽いけがをした。
2人ともテントが飛ばないよう押さえていたという。

実は専門家によれば、テントを押さえるのはかえって危険だという。

日本気象協会・樋口康弘気象予報士「上昇気流によってテントだけではなく、支える人まで持ち上げられてしまう。テントを触らずに、つむじ風から逃げることをしていただきたい」

中国で撮影された映像では、強風が吹く中、必死でテントを押さえるが、テントは押さえていた人ごと宙に持ち上げられその後、落下。
一緒に飛ばされてしまう人もいた。

春から夏にかけて気温が上がる日に発生しやすいというつむじ風。
春の運動会シーズン、注意が必要となる。

テレビ長崎
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