2020年7月豪雨で被災した住宅の再建費用の名目で2人から計900万円をだまし取った罪に問われた男の裁判のニュースです。

10日の初公判で被告の男は「全部違います」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。起訴されているのは、事件当時、人吉市で『匠工務一級建築士事務所』の代表を務めていた山口 卓三被告です。

起訴状などによりますと、山口被告は、2020年7月豪雨で被災した人吉市の男性から住宅の再建費用の名目で現金700万円を。また、別の男性から現金200万円をだまし取った罪に問われています。

10日の初公判で、山口被告は「全部違います。

工事を進めるなど、やるべきことは全てやっていました」と起訴内容を否認。

弁護側も「被告人に、だます意思はなかった」などとして、無罪を主張しました。

一方、検察側は冒頭陳述で「被告人は多くの負債を抱えていて、着工しないまま県外に逃亡した」と指摘しました。

テレビ熊本
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