10日、玉城知事は木原防衛大臣と面談し、嘉手納基地で常態化しているパラシュート降下訓練の中止など基地負担の軽減を要請しました。

パラシュート降下訓練は、例外を除いて伊江島補助飛行場での実施が日米で合意されていますが、アメリカ軍は滑走路の修繕を理由に去年12月から5か月連続で嘉手納基地で訓練を実施しています。

10日、防衛省を訪れた玉城知事は、滑走路の整備が完了するまでは県外や国外での訓練の実施をアメリカ軍に働きかけるよう要請しました。

玉城知事:
「嘉手納でパラシュート降下訓練を行うと目の前で飛行機から降りてきますので、それを住民が見て非常に不安が高まっているそういう事も考慮していただきたい」

木原大臣は「日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している」として「県民に丁寧に説明していきたい」と述べるに留まりました。

面談は冒頭部分を除いて非公開でしたが、玉城知事によりますと、同席していた防衛省の職員からは「高い即応性が求められるため県外での実施を求める考えはない」という見解が示されたということです。

沖縄テレビ
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