暖かくなり自転車で出かける人も増える中、新潟市の中学校ではスタントマンが交通事故の瞬間を再現し、事故の恐ろしさを伝える交通安全教室が開かれました。

【記者リポート】
「ぶつかってしまいました。きょうはこちらの中学校でプロのスタントマンが体を張って事故の怖さを生徒たちに伝えています」

5月10日、新潟市中央区の上山中学校で行われた自転車交通安全教室では、交通事故の恐ろしさを認識してもらおうと事故の瞬間を再現。

1年生約300人が参加した教室では、スマートフォンを見ながら自転車に乗るなど事故につながる8つの危険なケースをスタントマンが再現しました。

目の前で起こる事故を見て、生徒は改めて交通ルールを守ることの大切さを感じたようです。

【生徒】
「絶対に交差点では止まって、ゆっくりと自転車をこいでいきたい」

【生徒】
「自転車に乗るときとか、自分が歩行者のとき、死角に気をつけたり、左・右をしっかり見て渡ろうと思った」

【生徒】
「最後の自転車と自転車がぶつかるところが怖かった」

【生徒】
「すごく怖くて、もし自分があんな事故にあったらと思うと、すごく足がすくむ」

県内では去年347件の自転車事故が発生し、5人が亡くなっていて、警察は自転車マナーの徹底を呼びかけています。

【新潟警察署交通課 金子恵美 警部補】
「暖かくなって、これからの季節は自転車で出かけることも増えてくる。ますます自転車に乗る機会が増えてくるので、事故が起こりやすくなるのかなと思う。自分の命は自分で守るということを皆さんが守ってもらえればなと思う」

NST新潟総合テレビ
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