自動車メーカー・マツダの昨年度の決算は、アメリカ市場での販売好調や円安を背景に本業のもうけを示す営業利益や経常利益などすべての利益項目で過去最高を更新しました。

【マツダ・毛籠 勝弘 社長】
「コロナ禍から脱して世界的に販売が上向いてきた。それに加えてラージ商品が入ってきたことで収益力が改善したのが大きなドライバーになった」

マツダによりますと、昨年度1年間の売上高は4兆8277億円で前の年度に比べて26%増加しました。

また、本業のもうけを示す営業利益も前年度より76%増えて2505億円に上るなど増収増益で、経常利益などすべての利益項目で過去最高を更新しました。

アメリカ市場で去年4月に投入したラージ商品・CX-90などが好調で市場全体で過去最高の販売台数を記録したことに加え、円安による影響が過去最高益の主な要因に挙げられています。

今年度は、開発に力を入れてきたラージ商品群の全てのモデルが出揃うことから、世界全体の販売台数の目標は昨年度よりも13%多い140万台で、営業利益のさらなる更新を目指すということです。

※ドライバー…企業の業績や成長を決定する主要な要素

テレビ新広島
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