名古屋市西区の住宅街で9日午前、クレーン車が倒れました。幸いケガ人はありませんでしたが、周辺の住宅が停電するなど、一時騒然としました。

近所の人:
「バコーン!みたいな、爆発みたいな。揺れはありましたね」

 住人が爆発音のような音を聞いた町では、建物に囲まれた道路でクレーン車が倒れていました。

 午前9時すぎ、名古屋市西区の工事現場で起きたクレーン車の横転事故。住宅地の真ん中で、住宅ユニットを吊り下げていたアームごと横倒しになりました。

 倒れたクレーンは、アーム部分が近くの住宅や老人ホームの建物などを直撃して破壊。さらに道路沿いの電線に接触し、電柱をなぎ倒していました。

 幸いケガ人はいませんでしたが、周辺の最大1770戸で停電が発生。特に横転現場の近くでは影響が長時間に及びました。

喫茶店の店主:
「困るのは冷蔵庫の中の物ですよね。冷凍の物とかあるじゃないですか、そういうのがもう使えなくなっちゃう可能性が大きいので、それが心配ですよね」

 ランチタイムに提供する予定だった肉などが電源の切れた冷蔵庫に入ったまま。店の前の道路もふさがり、9日は営業をとりやめました。

 倒れたクレーンは午後2時半ごろに別のクレーンが到着して撤去を開始。警察が横転の原因を調べています。

東海テレビ
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