愛媛県今治市の特産といえば来島海峡の激しい潮流にもまれた天然マダイ。宮窪町では「10kt真鯛」(てんのっとまだい)のブランド名で売り出しています。漁協の漁師らが9日に大手回転寿司チェーンのバイヤーを招き、今イチ押しのタイの魅力をアピールしました。

県漁協宮窪支所・關洋二運営委員長:
「うちの魚がもう日本一おいしいんでぜひお願いします」

くら寿司・大濱喬王バイヤー:
「いや、こちらこそ」

今治市・大島の県漁協宮窪支所が、くら寿司の大濱喬王バイヤーにPRしているのは「10kt真鯛」。来島海峡の激しい潮流にもまれた天然マダイで、おととしからブランド化しました。

くら寿司はこのブランド魚のネタを使った限定メニューを愛媛・広島・岡山の3県の店舗のみで4月6日から提供。漁協は実際の漁場などを見てもらおうとバイヤーを現地に招きました。

バイヤーは組合員たちと船で大島の沖合の漁場に向かい、網で魚を囲い込む昔ながらの「ごち網漁」を視察。網を巻き上げると型の良い桜色のマダイが次々と水揚げされていました。

島に戻ると組合員は新たな料理法も提案。あぶったタイの身をご飯にのせる宮窪オリジナルの「宮窪鯛めし」です。バイヤーが早速試食。「10kt真鯛のブランド名は、激流で獲れた魚で身が引き締まっておいしいそうな印象にも繋がる」と評価しました。

この漁協イチオシの魚をネタにした握り寿司の味は…

鈴木瑠梨キャスター:
「歯応えがすごいです!身がしまっていてコリコリとしています。そして脂がしっかりのっているので、ほのかに脂の甘味を感じておいしいです」

くら寿司は現在、全国各地の店舗を33のグループに分け、各地域でそれぞれ旬の魚を提供。大手回転寿司チェーンでは異例といえる「地魚地食」の取り組みを進めています。このメリットは。

大濱喬王バイヤー:
「取り扱う魚の数量を増やすことができます。愛媛県で採れたこの魚を愛媛県の業者に加工して頂き店舗に届けさせて頂いています。同じ価格の買取でもその運賃分を漁師さんに還元することができる。お客さまにリーズナブルな値段で地場の魚を召し上がって頂ける。ここが今回の一番のポイント」

くら寿司の愛媛・広島・岡山の店舗では10ノット真鯛のほか、「こしょうだい」などの瀬戸内海や宇和海で獲れたネタ5種類が数量限定で毎週土曜・日曜・月曜に週替わりで提供されています。

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