SNS型の投資詐欺で長野県内最高額の被害です。安曇野市の70代男性がインターネットで見つけた投資関連の広告へのアクセスをきっかけに1億100万円余りをだまし取られていたことがわかりました。広告には著名人が無断でつかわれていました。

詐欺被害にあったのは安曇野市の70代男性です。

警察によりますと、男性は2024年2月、インターネット上で見つけた投資関連の広告にアクセスしたところ、SNSに誘導され、相手から「資産を10倍に増やすお手伝いをします」などとメッセージを受け取りました。

その後、9回にわたって、指定された個人や法人名義の口座に合わせて1億100万円余りを振り込んだということです。

相手と連絡が取れなくなったことから警察に相談し被害に気づきました。

広告には著名人が無断でつかわれていて、男性は家族に相談しましたが、詐欺と見抜けませんでした。

SNS型の投資詐欺は、2024年に入り被害が急増していて、3月末時点で34件、4億7800万円余りが確認されています。

今回のケースは、1件あたりの被害額としては過去最高だということです。

警察は、「儲け話は鵜呑みにせず、インターネットやSNSでの投資話は詐欺を疑ってほしい」としています。

長野放送
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