宝島さん夫婦の遺体が見つかった事件の「首謀者」とみられる関根誠端容疑者(32)。
警察は、会社の経営をめぐって何らかのトラブルが起きていた可能性があるとみて、捜査を続けています。

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「めざまし8」は、宝島さんの20年来の知人で、関根容疑者とも交流のあった人物を取材しました。

宝島さんの20年来の知人:
関根容疑者は、アメリカに留学していて、英語もできたし、各店舗の業務を見て回ったりしていた。宝島さん夫婦も頼りにしていた。

知人によると、会社のマネージャーとして、料理人や納入業者への対応を行うなど精力的に働いていたという関根容疑者。4月上旬には、関根容疑者の提案で、もんじゃ焼きの店を新たに出店。客の入りも好調でした。

ところがそんな中、関根容疑者は「俺、ゴールデンウィーク終わったらこの会社辞めるんで。やってらんねえ」と愚痴をこぼしていたといいます。

宝島さんの20年来の知人:
「関根くんが辞めたらこの会社どうなるんだよ?」と話をしていると、たまたまそこに幸子さんが来て。とっさに関根は、「今のは内緒で」と言っていた。

その様子に、関根容疑者は宝島さん夫婦に不満を抱えていると感じた知人。

宝島さんの20年来の知人:
もんじゃ屋を任されるはずがそうじゃなくて、結局、ただの使用人みたいな感じになったので不満に思っていたと思う。

一方で、宝島龍太郎さんも、別の知人に関係の悪化をほのめかしていたといいます。

宝島龍太郎さんの知人:
(新しい店を関根容疑者と娘に)任せるの?って聞いたら、(龍太郎さんは)「いや違う」「自分がお金出して運営しているから、全部俺のお店だ」って。だからもめてんのかな?って。

事件後の“メッセージ”

めざまし8が入手した、関根容疑者と知人との間の事件後のメッセージ。
夫婦の遺体が見つかった2日後の4月18日に知人が送った「大丈夫ですか?」という問いかけに、5日後の23日に「大丈夫です。ちょっとずつ進んでます」と関根容疑者から返信がありました。

さらに、5月4日に届いたメッセージからは、宝島さん夫婦に変わって会社を取り仕切っている様子がうかがえました。

関根容疑者「業務連絡ばっかりですいません。落ち着かずで」
知人「あまり無理なく。うちはいつでもでも大丈夫です」
関根容疑者「いやいや。ありがとう。大丈夫よ」「いちどタイミングで会いましょう」

こうして会う約束をした、2日後に関根容疑者は宝島さん夫婦の死体損壊容疑で逮捕されました。

夫婦が暴行を受けたとみられる品川区の空き家について、「空き家の中には入っていない」と供述している関根容疑者。警視庁は、供述の裏付けを慎重に進めています。
(めざまし8 5月9 日放送)