北陸の魅力を紹介する催しが、5月8日から仙台市青葉区の百貨店で始まりました。会場では、能登地方の特産品などが販売されていて、収益の一部は被災地に寄付されます。

北陸地方の海の幸がたっぷりのった海鮮丼に…。上品な脂が特徴の石川県が誇るブランド牛「能登牛」。青葉区の仙台三越では、能登半島地震で被災した石川県や富山県のグルメや工芸品を一堂に集めた催しが、5月8日から始まりました。

記者リポート
「フグの干物など地元の特産品を取り扱うこちらの店舗。以前は火災が発生した輪島朝市に店を構えていました」

店は火災により壊滅的な被害を受けたそうですが、80年の歴史を誇る商品を一人でも多くの人に知ってほしいと、2月に水道が復旧して以降、急ピッチで生産を続けてきました。

輪島・朝市「関山」 関山俊昭社長
「仙台の人は義理堅いところがあって、本当に一回買ってくれたお客さんがすごくリピーターになってくれた。改めて商品を持って来て、やっぱり輪島もいいところだと再認識いただければという気持ちで、こちらにお邪魔している」

会場には47のブースが並んでいて、8日は多くの人が訪れお気に入りの品を買い求めていました。

訪れた人
「なかなか、被災地に行けないものですから、こういうイベントをしていただけると求めやすいですね」

この催しは5月16日まで開かれていて、収益の一部は日本赤十字社を通して被災地に寄付されます。

仙台放送
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