山形県庄内地方で稲が白く枯れる「白穂」被害 フェーン現象など原因か

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山形県の遊佐町や酒田市で、稲穂が白く枯れる「白穂」と呼ばれる被害が確認されている。7月下旬のフェーン現象などが原因とみられ、対策会議が開かれた。

10日、遊佐町高瀬地区の水田を見ると、まるで収穫期を迎えたかのように稲穂が白く変色していた。これは「白穂」と呼ばれる稲穂が枯れる被害で、7日以降、高瀬地区など庄内各地で確認されている。

原因は7月下旬のフェーン現象と、記録的豪雨の後に6日夜から吹いた乾燥した風と見られ、特に遊佐町に被害が集中しているという。高瀬地区のコメ農家の高橋正義さんは、12ヘクタールの水田の約半分が被害を受け、肩を落としていた。

(遊佐町の農家・高橋正義さん)

「丹精込めて育ててきた。たった一晩でこういう風に穂が白くなるのは初めて見た。大変なことが起きたと思った」

高橋さんの話では、日を追うごとに「白穂」の範囲が広がっているという。

この「白穂」被害について、県やJAは10日に緊急の対策会議を開いた。遊佐町では水田約3000ヘクタールのうち82ヘクタールほどで被害が確認され、出穂期と重なった「ひとめぼれ」と「どまんなか」が特に多い。会議では、今後の品質低下を防ぐため、水の管理や病害虫の防除を徹底するよう呼び掛けられた。

(県庄内総合支庁酒田農業普及課・齋藤信弥プロジェクト推進専門員)

「白穂の発生した圃場については通常の圃場とは違った生育になると推察される。農家が適切な判断をとれるように情報をつないでいきたい」

出席した農家からは、収量の低下が見込まれるとして、経営支援を求める声も上がっていた。