昨年度は食材費高い“エビフライ”出せず…名古屋市が市立小学校の給食費を11年ぶりに値上げへ

カテゴリ:地域

 名古屋市教育委員会は、市立小学校の給食費について、来年度から現在の月額3800円を600円値上げし、4400円とする方針を示しました。

 給食費の値上げの方針は、4日の市議会教育子ども委員会で示されました。

 市の教育委員会によりますと、小学校の給食費が月額3800円となったのは10年前の2009年度ですが、5年ほど前から食材費の上昇が続いているため、現在はおかずにかける費用を抑えて対応しています。

 2009年度と現在を比べると、1食当たりの単価228円のうち、パンなどの主食が50円から55円に、牛乳が45円から54円に上がったため、おかずを133円から119円に引き下げました。

 具体例としては、2009年度に6回出していた食材費の高いエビフライを昨年度は出さなかったり、83回出していたデザートを半分以下に減らしたりしているということです。

 今年9月のアンケートで、保護者の7割が値上げについて「やむを得ない」と回答し、おかずの充実を求める声も上がったことなどから、食材費の上昇分や内容の充実を加味して来年度から1食当たり36円、月額600円を値上げすることにしました。

 また、希望者が複数のメニューから選択できる中学校のスクールランチについても、1食280円を40円値上げし、320円にします。

 来年度値上げした後の給食費の改定については、消費者物価指数が5パーセント程度変動した場合に検討するとしています。