愛娘は“卵アレルギー”…「安心安全な朝食を」父が試作重ねた『こだわりの食パン店』 名古屋にオープン

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 人気の高い高級食パン。各地に専門店がオープンしていますが、3日また新たに、全国展開する高級食パンのお店がオープンしました。

 フランチャイズとして出店したお店、そこには愛娘のため徹底的に安心・安全な食パンづくりを目指すオーナーの思いがありました。

オーナー森さん:

「おー、焼けてますね!」

 ふっくら焼きあがった食パン…。耳まで柔らく、モチモチです。

 名古屋市東区、3日オープンしたばかりの食パンの専門店・純生食パン工房「ハレパン」。全国に37店舗を展開するチェーン店です。

森さん:

「ハレパン栄店オープンいたします!お待たせしました、どうぞ」

 開店初日、オープンと同時に大勢のお客さんが…。

森さん:

「卵使ってないんで、安心して召し上がってください。ありがとうございます」

 オーナーの森裕次郎さん(39)。お客さんに使っている材料を説明して“安心・安全”をアピール。お店で扱う食パンには卵はもちろん、余計なものは使わず純粋な“食パン”を目指しました。

 お客さんに何を使っているか見てもらうために、ガラス張りの店内は外から丸見えです。

 徹底的にこだわる森さん。その固い決意をさせたのは、愛娘の存在でした。

 森さんは3人の女の子のお父さん。去年生まれた三女、晏菜(あんな)ちゃん(1)は食パンが大好きです。

 そんな晏菜ちゃんですが、1年ほど前に大きな問題が…。

森さん:

「(晏菜ちゃんが)生後半年ぐらいの時に、家でお姉ちゃん達が卵を食べた箸を、そのまま舐めちゃったんですね。どんどん肌が真っ赤になっていって。アナフィラキシーだってことで即入院になったんですけど。めちゃくちゃ焦りましたね」

「卵アレルギー」…森さんは愛娘のようにアレルギーを抱える子供たちのため、ある決意をします。

森さん:

「飲食業をやってきて、ラーメンとか居酒屋とか。朝の食事っていうところを考えたのが、(晏菜ちゃんが)卵アレルギーになった時ですかね。初めてすごい気を付けましたね」

 森さんは現在、ラーメン店や居酒屋など13店を経営していますが、食パンづくりは初挑戦です。

森さん:

「食パンというもの(業態)に今回出店するのは、アレルギーだったりとかうちの娘のこともありますし、安心安全なものをご家庭にテイクアウトで届けて、それを生産できる場所をつくるということが、今回新しい挑戦」

 オープン2日前…。森さんは従業員とパンの試作を重ねていました。

 小麦粉はハレパン独自のモノ。小麦粉をこねるところから、全て店内で行います。そして、パンの風味を引き出すために使うのが…。

森さん:

「練乳だとか生クリームだとか蜂蜜だとかを入れて、卵は入れてないですね。もっちりとした食感と、究極な柔らかさにこだわっているというところで、ハレパンはほかのパンよりも水分量が多く作られています」

 生クリーム、練乳、ハチミツ…そして水分をたっぷり。発酵は三回に分けて、およそ2時間。さらに…。

森さん:

「(パンの)耳までもホントに中身のような食感というか、そこにとにかくこだわった焼き方でやってます」

 パンを焼く温度や時間は徹底的に管理します。

森さん:

「おー、焼けてますね!めちゃくちゃ完璧じゃないですか、どうですか?(食べて…)うーん、うまい。ちゃんと焼けた(笑)」

 森さん、納得の出来。晏菜ちゃんもパクパクと食べ、ご機嫌です。

森さん:

「私たちのパンは、こういうふうな安心・安全にこだわってるパンなので、うちの娘も含めてですけど、そういう悩んでる方とか気にされてる方に、自信をもって提供していきたいなと思ってますんで、その気持ちが伝わるといいなと思います。娘にも」

 愛情たっぷりの食パンは、常温で4日間保存可能で1本(2斤)800円(税抜き)。店の営業時間は11時から19時まで(不定休)、一日400本焼く予定だということです。