隠岐の漂着船・続報 北西の風なのに・・・さらに他にも漂流船

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8日、隠岐の島町に漂着し保護された北朝鮮人と見られる男性4人は、北朝鮮への帰国を希望していることが捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、4人は先月2日に漁に出て、その4日後にエンジンが故障したと話しており、1か月以上に亘って漂流していたことになる。一方で地元の漁業関係者からは、当日の風向きから漂着地点に疑問の声があがっている。4人の男性が発見された8日の風向きは北西。これに対して船が漂着したのは風向きに逆行する形になる南に面した海岸。専門家によると海面で漂流している船は基本的に潮の流れよりも風の影響を受けるということで、北西の風が吹いている時に南側の海岸に漂着するのは考えにくいという。

さらに今回の漂着と同じ日の正午頃に、漂着現場から北に2kmほど離れた海岸でも不審な木造船がみつかっていたことが新たに分かった他、先月も不審な木造船が隠岐の島近海で見つかっている。人は乗っておらず、中には漁具や衣類が残されていた。船にはハングルが描かれていて、朝鮮半島から流されてきたと見られている。隠岐の島町・危機管理室によると、船の残骸はよく辿り着くが、形が残ったままなのは珍しいという。風向きに逆行するような形で島の南側から漂着した4人が乗った漂流船、そして相次いでいる不審な木造船。警察は密入国などの可能性も含め、詳しい経緯を調べている。