記録的豪雨の山形県で大量の災害ゴミ発生 「処理計画の必要性」浮き彫り

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5日からの記録的な豪雨に見舞われた山形県戸沢村で、災害廃棄物、いわゆる「災害ゴミ」の仮置き場が設置された。西日本豪雨でも問題になった災害ゴミの処理計画は県内の全市町村で策定されておらず、その必要性が浮き彫りとなった。

(記者)

「戸沢村は災害ゴミの仮置き場に指定したのが廃校となった小学校のグラウンド。トラックが続々とやって来て災害ゴミを下ろしている」

運び込まれる泥をかぶった大量の家具や畳は、今回の大雨で浸水した住宅などから出たいわゆる「災害ゴミ」。

(運んできた業者)

「まだまだ終わっていない。ひどい所だと(一家でトラック)2台とか3台。畳も全部だめなので結構ひどい」

戸沢村は大雨の後、会議を開き、仮置きする場所や被害が大きかった蔵岡地区へは回収に訪れるなど、災害ゴミへの対応を決めた。

災害ゴミをめぐっては、西日本豪雨の被災地の多くの自治体で処理計画が策定されておらず、問題になった。国は早期の策定を求めているが、県内の35市町村全てでもまだ策定されていない。実は7月31日、県は各市町村を集めた会議を開き、処理計画の策定を呼び掛けたばかりだった。

戸沢村は今回、住民の復旧作業に合わせ仮置き場を設置したが、明確な計画がない弊害も見られた。

(記者)

「家庭から出た災害ゴミは仮置き場が決まっているが、今運ばれてきた流木は置き場所が決まっておらず、緊急的に置いている」

災害ゴミの処理は、地域の復旧や住民生活の再建に大きく影響するため、策定を急ぐ必要性が浮き彫りとなった。

一方、多くの住宅が浸水した戸沢村蔵岡地区ではボランティアで訪れた県曹洞宗青年会の24人が復旧作業を手伝っていた。

(県曹洞宗青年会・無着哲哉会長)

「住民の苦労があったと思うので少しでも早く手伝いたいと思って来た」

(手伝いを受けた住民の男性)

「1人暮らしなので助かる」

戸沢村は復旧作業には多くの人手が必要として、10日から災害ボランティアを募集する予定。