向き合って食べさせ合えば成功! 密着三島コロッケで高校生がギネスに挑戦 笑いあり涙ありの5ヵ月を動画でご覧ください

テレビ静岡 カテゴリ:地域

6月17日、三島市の日大三島高校に集まったのは4000人。

目的はただ一つ、 「みしまコロッケ」を食べることです。

このイベントを企画したのは日大三島高校の生徒会。

みしまコロッケで地域活性化したいと、企画を思いつきました。

5ヵ月前、生徒会長の田之倉芽衣さんたちは、まずは市役所の後援を取り付けました。

「みしまコロッケをPRして、地域活性化と桜陵祭(文化祭)を盛り上げるために、ギネスにチャレンジできないかと考えています」

全校生徒2000人のマンモス校、日大三島高校。

ギネス記録への挑戦は、この人数を活かして「同時に食べさせ合いをした最多ペア数」に決まりました。

この時点での世界記録は去年、埼玉県吉川市が樹立した850組、1700人。

目標は、これを大きく上回る2500組・5000人です。

最初の課題は、5000個のコロッケの調達。

3月13日、生徒たちが訪れたのは 冷凍の「みしまコロッケ」を製造販売する長泉町の東平商会でした。

予算のない中、できる限り価格を抑えたい所です。

慣れない交渉ですが、 三島への熱い思いをぶつけます。

「今回この企画を通して三島の良さも、みしまコロッケの美味しさも、日大三島のことも世界に知ってもらいたいと思います」

すると、東平商会の山本社長は・・・。

「思い切って5000個無償で協賛させていただきます」

なんと、無償での提供を約束してくれました。

「みしまコロッケの節目の10年目に日大三島の生徒さんが、こういう形で花を添えてくれて、逆にこちらから感謝しなくちゃいけないと思います」

地元企業の温かい思いで最初の課題をクリアし、すべてが順調に進むかと思った矢先に、さらなる問題が発生しました。

ギネス記録挑戦には実際にコロッケを食べる参加者以外にも、記録を確認する「監視員」が必要です。

その数100人。しかも「主催者と関係のない第三者」という条件があり、卒業生やその家族、そして教員の知り合いなどは参加できません。

5月25日、三島駅で高校生たちが協力を呼びかけました。

挑戦まで1カ月を切りましたが、監視員がそろわなければ記録達成どころか挑戦すらできません。

監視員が足りないまま迎えた6月。ギネス記録更新のニュースが飛び込んできました。

岐阜県大垣市の名物・水まんじゅうで達成されたのは、1613組・3226人。

ハードルが一気に上がりましたが、朗報も。

挑戦まで、あと9日。生徒たちの呼びかけが功を奏し、監視員のボランティアは100人を越えました。

これでギネスに挑戦できます。

「私たちだけの力じゃなくて地域の方々と協力して開催できるようなのでとてもうれしく思います」

「やっといろいろ固まってきたので最後ラストスパート駆け抜けたいと思います」

生徒会メンバーも気合が入ります。

6月17日、文化祭当日。

ギネス挑戦の7時間前から、会場にはみしまコロッケの香ばしい匂いが漂います。

6台のフライヤーを使って4時間半。5000個のコロッケが揚げあがりました。

そして、いよいよ世界記録への挑戦です。

ルールは、2人1組で15秒以内に最低一口、食べさせ合うこと。

「3、2、1、ゴー!」

はたして、大垣市の記録1613組、3226人を超えることができたのでしょうか。

結果は・・・ギネス認定員が発表します。

「本日のみなさまの挑戦結果は、食べさせ合いに成功したペア数1990組で、見事ギネス世界記録達成です。おめでとうございます」

結果は1990組・3980人。

目標の5000人には届きませんでしたが世界記録達成です。

涙が止まらない、生徒会長の田之倉さん。

「東平商会の皆さんをはじめ、たくさんの監視員の皆さんに助けてもらい、優しい人たちばかりだなと、思いました。初めてだったので、貴重な体験ができたなと思います」

コロッケをきっかけに広がった大きな輪は、高校生と地域の人とをつなぐ 貴重な機会になりました。