防空壕の保存求め人間の鎖

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 長崎市内の新幹線の建設工事現場で、防空ごうが見つかったものの、長崎市などが保存に前向きでないとして、7日、保存を求める市民らが100回目の抗議行動を行いました。

中村代表「この防空壕を、子供たちに、未来のある子供たちに、平和学習の貴重な教材として残していきたいと思っています」

 新幹線工事が進む長崎市天神町の工事現場です 防空ごうの保存を求める市民らおよそ20人が、雨の中、100回目の 抗議行動を行いました。防空ごうは、爆心地から2キロ以内にある長崎市天神町の九州新幹線西九州ルートの建設工事現場で見つかったもので、15ヵ所が確認されています。防空ごう群は、建設工事により、すでに埋め立てられたり、取り壊されたりして、残っているのは4ヵ所です。この防空壕の保存と活用を求めて、長崎市や市議会に対し、たびたび陳情書などを提出していますが、市は、戦時中の数多い防空壕の中で、原爆の惨禍を後世に残す被爆遺構としては見ていないとしています。

銭座防空壕群を保存する連絡会 中村住代代表「2キロあたりはどうだったのか、3キロ、4キロはどういう状況だったのかを、トータルで残していくことで、原子爆弾のあの悲惨な状況を、トータルで理解できる」

 中村代表は、長崎市は「爆心地周辺の被爆遺構にしか目を向けていない」と批判、今後も活動を続け「市の遺構の保存のあり方に一石を投じたい」と話しています。