雪不足は初夏の味覚サクランボにも・農家は「メリットよりも今後の不安大きい」 山形

カテゴリ:地域

これから雪不足の影響が出るかもしれないのが、山形の初夏の味覚・サクランボ。このまま気温が高く雪が少なければ、生育に大きな影響が出ると生産者は不安を抱えている。

(記者)

「寒河江市のサクランボ園。例年は1メートルほど雪が積もっているという園内も今シーズンは数回うっすらと覆われた程度で、今も全く雪はない」

寒河江市清助新田でサクランボを作っている佐藤道幸さん。14日は、毎年この時期に行っている剪定作業を進めていた。

(生産者・佐藤道幸さん)

「(Q剪定に雪が少ない影響は?)雪がない分、早く剪定作業が進む」

雪があれば、枝折れしないよう雪を下ろしたり園地の周囲を除雪したりと重労働があるが、今シーズンはそれがない分スムーズに剪定できている。しかし、メリットよりも大きい今後への不安を佐藤さんは抱えていた。

(生産者・佐藤道幸さん)

「本当に心配。いつもと違う年なので。(暖冬が)どう影響してくるか不透明」

佐藤さんの不安は大きく2つある。1つは、気温が高く木が早く動き出し開花の時期が早まることで、急に寒くなった場合、花芽が寒さで枯れてしまうこと。もう1つは、園地に雪がないため、今後の生育に必要な水分が十分でなくなってしまうこと。

(生産者・佐藤道幸さん)

「積雪の量の水分には人が撒いても敵わない。十分養分を貯めれないままスタートすると、実が大きくならなかったたり、受粉がうまくいかなくて不作になったり、想定外のことも起きてくる」

1月9日、気象台が発表した1か月予報では、今後1ヵ月も平均気温は平年より高くなる見込み。県は2月の天候次第で、必要であれば農家に対策を呼び掛けていくとしている。