奉納するのは「寒ダラ」・・・秋田県にかほ市で立春恒例の奇祭

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4日は「立春」暦の上では「春」。秋田県内は4月並みの気温となった所もあったが時間が経つにつれて冷え込んできた。にかほ市金浦では立春恒例の伝統行事「掛魚まつり」が行われた。

秋田県内は暦に合わせるかのようにすべての観測地点でことし1番の暖かさとなり4月上旬並みの気温を観測した所もあった。しかし午後からは次第に気温が下がり雨が雪に変わった。こうした中にかほ市金浦に姿を見せたのはまるまる太った寒ダラ。寒ダラを神社に奉納する立春恒例の「掛魚(かけよ)まつり」が行われた。ことしは前日に水揚げされたメスの寒ダラ31匹が用意されました。港を出発した漁師や子どもたちは2人1組になって竹に吊るした約10キロの寒ダラを担いで2キロ先の金浦山神社を目指す。担ぎ手は「一番うまい!寒い時が一番おいしい!余す所がない!最高!!」と太鼓判を押す。300年以上続くにかほ市金浦の伝統のまつり。特に漁師にとっては大切な日とあって氏神様に寒ダラを奉納し1年の漁の安全と豊漁を祈っていた。関係者は「一年の始まりではないが締まった気持ちになる」と話していた。そして長い行列が出来ているのは神事の後のお待ちかねタラ汁!先頭の人は1時間以上前から並んでいた。神社の向かいにある勢至公園では新鮮なタラの旨味が凝縮されたタラ汁が販売され用意された350杯はすぐに完売した。客は「最高!おいしい!!」「うまい!!」と舌鼓。今シーズンの寒ダラ漁はしけが続いて数は少なめだが味は上々で金浦の人たちは寒ダラを味わいながら本格的な春の到来を心待ちにしているようだった。