3年越しの『絆』再スタート 名馬「キズナ」の子ども大山でトレーニング

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2013年の日本ダービーを制した名馬「キズナ」。この秋、その子どもたちがキズナゆかりの場所でデビューをめざしてトレーニングをしている。

鳥取県伯耆町にある競走馬の調教施設「大山ヒルズ」。先月末北海道から続々と1歳の仔馬が運ばれてきた。競りでの最高値は1頭9000万円。

この日運び込まれた9頭の父の名は『キズナ』。

2013年、世代最強を決める日本ダービーを制した名馬で、続く世界最高峰のレース『フランス凱旋門賞』では4着。日本中の競馬ファンはその豪脚に日本馬初の世界制覇に夢を馳せた。

しかしキズナはこの後、度重なるケガに悩まされ、大山ヒルズで休養、復活に向け備えたが、秋のビッグレースに向け始動しようとした2015年9月、右足の故障が判明。引退を余儀なくされた。

デビューの頃から調整に携わってきた大山ヒルズ最年長の神田直明さんは「まだ受け入れられないなんで気づいて上げられなかったかって悔しい。」と話した。

「子どもに乗るまではやめられない」あの日から3年...キズナの遺伝子を引き継いだ子どもたちが、大山ヒルズにやってきた。調教される約150頭のうち25頭がキズナの子どもたちになる。

まだまだ1歳の子どもたち、初めての調教は若いスタッフが担当する。施設最年長の神田さんが担当するようになるのは、子どもたちが実績を残し始めてから。神田さんは「この子たちを担当するまではやめられない」と話す。キズナ産駒のデビューは早ければ来年夏に迎える。

大山から世界へ・・・遺伝子と共に調教スタッフの思いも受け継がれている。