2008年米海兵隊員タクシー強盗事件 那覇地裁が元米兵に賠償命じる

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10年前沖縄市で起きたアメリカ海兵隊員によるタクシー強盗事件で、事件を起こした2人の元兵士に被害者の家族が損害賠償を求めた裁判で、那覇地裁沖縄支部は賠償金の支払いを命じる判決を言い渡しました。

この事件は2008年沖縄市で当時アメリカ海兵隊員だった男2人がタクシー運転手の男性に暴行加え重傷を負わせた上、料金を支払わずに逃走したとして強盗の容疑で逮捕起訴され、実刑判決を受けました。運転手の男性は6年前に亡くなりましたが、事件後にPTSDと診断され、男性の家族が去年、元海兵隊員の2人におよそ2700万円の損害賠償を支払うよう求める裁判を起こしました。これまでの裁判で、元海兵隊員やその代理人が出廷することはありませんでした。きょうの判決で那覇地裁沖縄支部の後藤誠裁判長は、被害者の男性が発症したPTSDは暴行によるものと認定しました。その上でPTSDで退職を余儀なくされたなどとする原告の主張を認め、元海兵隊員2人に損害賠償金などあわせて2600万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。(宇良宗之さん)「父親に対してはやっと終わったよと、安心して安らかに眠ってほしいという言葉を伝えたいです。」…原告は、今後沖縄防衛局に対し確定した賠償額の支払いを請求する考えです。