福井国体メイン会場 遮音壁倒壊 福井県「壁周辺に強い南風が集中」

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記録的な猛烈な風による被害をもたらせた台風21号。福井しあわせ元気国体を目前に控える開会式会場の県営陸上競技場の遮音壁2カ所が倒壊しました。福井県は5日、現地を確認し、強い風が壁周辺に集中して吹き込んだのが原因とみられるとの見解を示しました。

遮音壁の倒壊は5日午後4時ごろ。高さ12メートルの遮音壁2カ所が土台の鉄板ごと倒れました。けが人はいませんでした。倒れた遮音壁の撤去作業は、5日午前8時半から始まりました。

倒れた壁は競技場の北側の、大型ビジョンと国体用の仮設スタンドの間に位置しています。台風が最接近していた4日午後、福井市では最大瞬間風速37.9メートルを観測し、県は「競技場に強い南風が吹き込み、大地震にも耐えられる大型ビジョンと仮設スタンドに挟まれた遮音壁に風が集中し、倒れたのではないか」と説明しています。

県は台風襲来に備えワイヤーロープを増やしたり、風圧を軽減させるため遮音用に取り付けたスギ材の一部を取り外すなど対策は行っていました。ただ、スギ材を全て取り外さなかったことについては、「人件費や時間がかかり、国体の開会式に間に合わなくなるため」としています。

県は土台を組み直して再びフェンスを取り付ける予定で「国体の開会式までに間に合わせたい」としています。