「毎朝行きたくない…気付けず悔しい」・自殺した男性職員の遺族が会見 時間外労働が月183時間・過労原因と労災申請へ 山形・川西町

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3年前に自殺した山形県川西町の男性職員の遺族が「自殺は過労によるもの」として公務労災を申請する準備を進めていることが分かった。加えて遺族は町に対し、第三者委員会を設置し労働実態を調べてほしいと求めている。

2016年6月に自殺したのは、川西町役場に勤務していた20代の男性職員。男性職員は大学卒業後、2014年4月に企画財政課に配属され、予算編成や決算、ふるさと納税などの財政業務を担当していた。

遺族は11日に弁護士と共に会見を開き、男性職員は自殺直前の30日間の時間外労働が183時間に及び、厚生労働省が示す過労死ラインの月100時間を大きく超えていたと主張した。

(男性職員の父親)

「朝、毎日行きたくないと言っていた。そんなに辛かったのかと気付いてやれず悔しくて残念」

遺族は、自殺の原因が「長時間労働で心身が疲弊したため」として地方公務員の労働災害を補償する基金に労災を申請する方針を示した。また第三者委員会による労働実態の調査を求めた。

一方、川西町も11日、会見を開き、男性職員が自殺した事実を認めた。

(川西町総務課・鈴木清隆課長)

「町としても悲しい出来事。有能な職員が自ら命を絶ったというあってはならないことが起きたことは忸怩たる思い」

一方で「職場で思いつめている様子もなく、所属長や同僚などに聞き取りしたが自殺の原因は分からなかった」とした。遺族に対しては、すでに勤務状況を把握できる資料を全て提示していて、引き続き誠意を持って対応したいとしている。