置賜唯一の百貨店・大沼米沢店閉店 「再生のための一歩」経営資源を本店に集中 山形

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経営再建中の「大沼」の米沢店が15日、最後の営業日を迎え、49年の歴史に幕を下ろした。訪れた多くの人が「地元のデパート」の閉店を惜しんだ。

(記者)

「最後の営業となる大沼米沢店。きょうは単に買い物だけが目的ではないかもしれない。本当に多くの人が開店を待ちわびている」

(米沢市に帰省中の女性)

「デパートと言えば大沼。(実家に)帰ってくると来ていた。良いものがたくさんあった」

(近くに職場があった女性)

「勤めていた頃はよく来ていて従業員さんと仲良くなって。その人がいるから最後に顔を見たいと思って来た」

午前10時、最後の1日が始まると「感謝」と書かれたお米が配られ、米沢店の西名店長の目には涙があふれていた。

置賜唯一の百貨店の閉店は今年4月に発表された。米沢店は郊外への大型店の進出などで赤字が続いていて、閉店は「大沼の経営再建」に向け、山形本店に経営資源を集中させる狙いがある。

(大沼・永瀬孝社長)

「米沢店閉店は今後再生するための新たな一歩と捉えていたので、前向きにこの閉店を捉えていきたい」

最大90%オフの売り尽くしセールも15日で終わり。開店直後から多くの人が訪れ気に入った商品を手にしていた。

大沼は米沢店の土地と建物を売却する方針で、ギフト商品や学生服などの取り扱いはサテライト店を設け対応していく。サテライト店は売却先が決まるまでは閉店後の1階フロアを使い、その後は新たな店舗に移る予定。