「平和の国へ飛んで行って」・願い込めて千羽鶴を一羽一羽 91歳女性の不戦の誓い 山形市

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終戦の日の15日、山形県でも各地で戦没者を悼み平和を願う式典が行われた。このうち山形市の式典に参列した91歳のおばあちゃんは、手作りの「鶴」に平和への祈りを込めていた。

式典の前、山形市役所の平和の鐘「千年和鐘」に職員が寄贈された「千羽鶴」を取り付けていた。よく見ると折り紙やチラシなどを使って1つ1つ手作りされている。

山形市南栄町に住む開沼光子さん(91)。2014年から毎年千羽鶴を寄贈し今年で6回目になった。

(開沼光子さん)

「(戦争で)兵隊さんがみんなやられてしまった。地獄ですよ」

(佐藤孝弘市長)

「300万余の尊い命が失われた先の大戦の終結から74回目の夏を迎えました」

開沼さんは山形で終戦を迎えたが、その1年前に兄を満州で亡くしたという。自ら体験した戦争の悲惨さは時を経て「千羽鶴」に姿を変えた。終戦の日に合わせ、毎年新しいもの寄贈するのが目標で、病気や来客の時などは休みをとりながら一羽一羽折る指先に祈りを込めた。

(開沼光子さん)

「平和の国へ飛んで行って下さい。二度と戦争を起こさないようにしますからという気持ちで一羽一羽折っております」

終戦から74回目の夏、開沼さんの平和への誓いは続いている。