「打ち豆」でつながる首都圏と福井~東京・共立女子大で調理実習

福井テレビ カテゴリ:地域

東京の女子大学で、福井の食材「打ち豆」を使った調理実習が行われました。参加したのはほとんどが関東出身の学生たち。初めての味を通して、福井にどんな印象を持ったのでしょうか。

東京千代田区一ツ橋。創立132年の歴史を持つ共立女子学園では、7月に大学の食物栄養学科の4年生17人が、福井の食材で調理実習をしました。その食材とは「打ち豆」です。

打ち豆は、水に一晩浸した大豆を木槌で打ってつぶし、乾燥させたもの。嶺北を中心に北陸で古くから親しまれている伝統食です。参加した学生のほとんどは関東出身。初めての打ち豆の味をどのように感じたのでしょうか?「普通の煮豆より臭みがない」「煮汁が豆乳に近くて飲みやすい」とおおむね好評です。

共立女子大・短大は、去年、福井市からの働きかけに応え、地域振興や人材育成などを目的とした連携協定を締結しました。以来大学側も福井のものを積極的に教育に取り入れ、7月は食堂でおろしそばや木田ちそのゼリーなど、福井の食も提供しました。

福井市東京事務所の田口春彦所長は「産業・地域の発展という福井の目的と、大学側の教育を豊かにしたいという思いが合致した」「就職協定以外の分野でも一緒にやっていきたいとなった」

ところで、今回の実習。数ある食材の中で、なぜ打ち豆を選んだのでしょうか。栄養豊富で、調理の時間も節約できるといったことが若い人たちにも受け入れやすいようです。打ち豆とジャガイモのみそ汁、大根をたっぷり入れた煮物、しらすと大葉を加えた打ち豆ご飯が出来上がりました。

試食には川久保清学長の姿も。なぜいま福井市と連携を図るのか尋ねると「地方の方が住みやすくなる時代が来るのではないかと思っていて、卒業生が就職するなどの活動につながればいい」と話しています。学生たちは「工夫して特産品を作っていることが分かった。福井に行きたいね、とみんなで話していました」と満足そうです。

首都圏の学生に地方へ目を向けてもらうための地道な取り組み。参加した17人は卒業演習として、打ち豆を使った時短料理と学校給食のレシピを考案していくことになっています。