新潟市西区女児殺害事件 初公判「殺意はなかった」被告人が一部否認【新潟】

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去年5月、新潟市西区で当時小学2年の女子児童が殺害された事件。

8日、注目の初公判が開かれました。

殺人など7つの罪に問われている小林遼被告は「殺意はありませんでした」と話し、殺意を否認しました。

【小林遼被告】

「小林遼です。無職ですが逮捕当時は会社員でした。」

上下スーツ姿で前を向き、はっきりとした口調で答えていたのは、殺人などの罪で起訴されている小林遼被告25歳です。

起訴状などによりますと小林被告は去年5月、新潟市西区で下校途中だった当時7歳の小学2年の女子児童に車を衝突させて連れ去り、その後わいせつ行為をして殺害し、遺体を列車にひかせるなど7つの罪に問われています。

この事件から7日でちょうど1年半。

ようやく迎えた裁判で争われる最大の争点は・・・。

【検察側】

「殺意をもって首を5分以上手で絞めて殺害した。」

【弁護側】

「殺意はなく傷害致死のみ成立する。」

殺意の有無です。

逮捕直後、「殺すつもりはなかった」と殺意を否認していた小林被告。

8日の初公判でまっすぐ前を向き、起訴内容についての認否を問われると・・・

【小林被告】

「首を絞める行為はしましたが、首を絞めたのは静かにさせるものであって、殺意はありませんでした。」

首を絞めた行為は認めたものの殺意を否認しました。

逮捕直後はパニックになり、首を絞めて車に乗せたと供述していた小林被告。

冒頭陳述で検察側は・・・

【検察側】

「頭が痛い。お母さんに連絡したいと話す女子児童に対し、助けを呼ばずに首を手で絞め気絶させた。」

女児を一度気絶させた後、海沿いの広場の駐車場に移動しわいせつ行為をしたうえで殺害したと説明。

女児の首を2度絞めていたことが明らかとなりました。

検察側はまた、事件当日は女児にわいせつ行為をしたいと考え勤務先を無断欠勤し犯行に及んだと、計画性があったことを示唆しました。

一方の弁護側は・・・

【弁護側】

「目を覚ました女子児童を気絶させるため首を絞めた。」

小林被告は殺害現場でわいせつ行為はしておらず、首を絞めたのは再び気絶させようとしたためだと主張。

殺人罪や強制わいせつ致死罪は成立せず、傷害致死罪が適用されると指摘しました。

「殺意」をめぐり真っ向から意見が対立する今回の裁判・・・

【検察側】

「犯行態様が特異かつ冷酷非情で悪質なものであって、人命軽視の態度が甚だしい。」

厳しい言葉を口にし、裁判に臨む検察側は今後どのように「殺意」を立証していくのか。

裁判は残り7日間にわたって行われ、判決は12月4日に言い渡されます。