山寺のけんかみこし・陣痛やしつけを表現 威勢よく門前の通りを駆ける 山形市

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山形市で山寺日枝神社の例祭・山王祭が行われた。今年も3基のみこしが威勢よく門前の通りを駆け抜けた。

(記者)

「昼過ぎの山形市。日差しが出てかなり暑いが沿道にはこれから始まるまつりを見ようと多くの人が集まっている」

山形市の無形文化財に指定されている山寺日枝神社の山王祭は500年の歴史があり、毎年5月17日に行なわれる。

目玉は3基のみこし行列で、男の神を表す「雄鶏みこし」と女の神を表す「雌鶏みこし」、そして子どもの神を表す「卵みこし」が土産店などが並ぶ約1キロの通りをまずはゆっくり練り歩いた。

その後、折り返しの八王子宮で雄鶏と雌鶏が結ばれると、いよいよけんかみこしとも呼ばれる「みこし振り」が始まる。雌鶏みこしと雌鶏みこしが激しく揺れ動く様は妊婦の陣痛を表現している。そして親みこしが卵みこしを追い立てるのは、子どもの自立を促すという意味が込められている。

強い日差しが照りつける中、白装束姿の24人の男衆が勢いよくみこしをかつぎ、日枝神社まで駆け抜けていった。

(見物客)

「びっくりした。迫力があり楽しかった。来た甲斐があった」

「毎年見ている。見て少しでも1年間健康に元気に過ごせたらなと」

「初めて来たがとてもおもしろかった」

山寺の春の風物詩に沿道に並んだ見物客の熱気も最高潮に達していた。