空から探訪・新規開通の東北中央道山形上山~南陽高畠 南東北の高速環状ルートが完成

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4月13日に開通した東北中央道。山形県の村山地方と置賜地方をつなぐ、新時代の大動脈を空から取材した。

(記者)

「東北中央道山形上山インターチェンジの上空を飛行している。開通4日目だが多くの車が行き交っている」

東北中央道は国道13号にほぼ並行し山形県内陸部を南北に貫く高速道路。新規開通した山形上山インターチェンジと南陽高畠インターチェンジの24.4キロ区間は、総工費が1239億円、8年の歳月を要して完成した。山形上山インターチェンジのすぐ南に作られたのが…。

(記者)

「山形蔵王トンネルが見えてくる。上空から見るとよく分かるが、上にはゴルフ場、国道13号、そして川も流れている」

ゴルフ場の直下を通り抜けると上山市に市街地が近づく。今回の開通により、南東北3県の県庁所在地がそれぞれ高速道路で結ばれた。期待される効果の一つが交流人口の拡大。

(記者)

「今回新設されたかみのやま温泉インターチェンジ。温泉街へのアクセスも格段に向上する。観光産業への貢献も期待されている」

南陽市に向かう途中には5つのトンネルが連続する。山あいに建設されたため、冬は多くの降雪が予想されるが、除雪に伴う渋滞を発生させないための工夫もある。

(記者)

「赤湯トンネルと高ツムジ山トンネルの間の山間部にはスノージェットシェルターが作られている。これがあることで冬の間でも除雪作業の必要がなく、それに伴う渋滞も解消される」

そして山間部を抜けると置賜盆地に入る。赤湯の白竜湖周辺は今回開通した区間の最大の難工事だった。

(記者)

「その理由はこの一帯の地盤にある。白竜湖一帯は100メートル下まで掘っても出てくるのは砂だけという超軟弱地盤」

長さ552メートルの白竜大橋は12本ある橋げたの杭を90メートルの深さにまで打ちこんだ。そしてこちらが今回の開通区間の終点・南陽高畠インターチェンジ。山形上山からの所要時間は20分短くなった。

(記者)

「南陽高畠インターチェンジが見えてきた。24.4キロの区間はここで終了となる。この先に東京へと至る大動脈が続いている」

今回開通した区間は1日当たり4900台から5400台の利用が見込まれる。ドライバーからは早くも便利さを実感したとの声が聞かれた。

(利用したドライバー)

「きょうが初めて。上山から乗って来たがすごく快適で最高」

「途中信号が無かったり車が詰まることなくスムーズに流れるので精神的に早くなった」

多くの費用と時間を要して完成した高速道路が地域の発展につながることが期待される。