県内で唯一避難情報が続いた津南町 ようやく全解除も被害深刻【新潟】

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台風19号で県内に出されていた避難の情報は、16日午後5時に全て解除されました。

県内で唯一、最後まで避難指示と勧告が出されていたのが津南町の足滝集落です。

16日夕方にようやく立入が可能となった足滝集落を取材しました。

【佐藤航記者】

「あちらのトンネル付近の川の水が溢れ、その水は足滝集落まで流れて行きました。」

大きくえぐれた道路のアスファルト。猛烈な勢いで川の水が流れてきた事がうかがえます。

15世帯37人が暮らす津南町の足滝集落では、付近を流れる信濃川に氾濫の恐れがあるとして、今月13日午前2時半に避難指示が。2日経った15日午後6時、避難指示は避難勧告に切り替わりました。

ようやく集落に立ち入れるようになり明らかになったのはその被害の大きさです。

あわせて8棟が浸水被害を受け、集落では朝から住民たちが家の片付けに追われていました。

【島田一治さん】

「この辺もみんな水にのったわけです。」

島田一治さんは15日夜、2日ぶりに家に戻ったといいます。

【島田一治さん】

「後が残っている。この位、水が上がったんだな。とりあえず要る物はとって、要らない物は処分する」

同じく足滝集落に住む農家の小林正美さんも新米43袋およそ1300キロが水に浸かる被害を受けました。

【小林正美さん】

「ひっくり返ったり、崩れてみんなだめになっているんですよ。濡れたコメはもう無理なので、どう処分するか…」

幸い、出荷用のコメは搬出済みだったということですが…

【小林正美さん】

「乾燥機も、もみすり機もダメかもしれない。金額的にも(被害が)大きい部分ですよね。」

足滝集落では16日午後5時に避難勧告も解除されましたが、浸水により現在も避難生活を送っている人がいるため、津南町は町営住宅を提供する準備を進めています。