男性の善意が形に 若者のがん検診 進む 山形

さくらんぼテレビ 地域

「もっと早くがんが見つかれば…」35歳の娘を亡くした山形県最上町の男性が13日、県に200万円を寄付した。男性の寄付は去年に続いてで、すでに若者を対象にしたワンコインのがん検診に使われている。

県に200万円を寄付したのは最上町で建設会社を経営する大場利秋さん。大場さんは長女が大腸がんで亡くなったことをきっかけに去年から寄付を始め、その善意は若者向けのがん検診の費用に充てられている。さらに今年は大場さんが所属するロータリークラブからも107万円が寄付された。

(大場利秋さん)

「若い人がうちの娘のようなつらい思いをさせたくないというのが私の本当の気持ち。なんとかこれからも続けて若い人が検診を受けられるように続けていきたい」

(吉村知事)

「本当に好評で若い人たちも自分の健康が心配だったんだなと」

若いうちからがんに目を向けて欲しい。大場さんの思いは20代と30代を対象にした「ワンコイン検診」となって実現している。胃がん、肺がん、乳がん、大腸がんの検診をそれぞれ500円で受けられるもので、11日は山形市の検診センターの月1回の実施日だった。

受診する人は実際の検査だけでなく、一緒に行われる健康教室でがんの正しい知識や予防法などを学ぶ。合わせて1時間ほどで終わる手軽さもあって、去年12月の開始以来、1298人がワンコイン検診を利用した。

(受診者・30代女性)

「まだ年齢的に必要最低限な検査しか受けられなかったので、こんな機会がないかなと思っていたので受けられて一安心」

(受診者・30代男性)

「日本人の2人に1人はがんになるというのを知ったのでちょっとそういうことでもがんについていろいろ知りたいなと思った」

「ワンコイン検診」は当面、山形検診センターだけだが、10月以降は米沢や庄内など県内5つの検診センターで、回数も月2回に増やして行われる。

(山形検診センター・衣袋千枝子さん)

「今年も秋から本格的に日程を準備しているのでたくさんの方に受けてもらいたい」

次の検診日は7月10日で、来年3月までに1300人が受診できるという。