母親「仕事できない」と困惑 「待機児童」中野市で33人 長野

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長野県中野市で初めて“待機児童”が確認され、今年4月時点で「33人」に上ることが分かった。育休を延長したという母親は「仕事ができない」と困惑している。

育休中のこちらの女性は4月に1歳の次男を保育園に預けて、仕事に復帰する予定だった。しかし。

(1歳児の母親)「中野市で待機児童が出るとは思わなかった。会社側も1年で復帰できると思っていたはずなので両方とも『えっ?』という感じです」

中野市が明らかにした4月1日現在の待機児童は0歳と1歳児のあわせて33人。中野市での確認は初めて。

(1歳児の母親)「(家計は)共働きで成立するので、今でも困っている。早く働きに出たい」

ほかにも「17人」が特定の保育所を希望して入園待ちの「潜在的待機児童」となっている。

(中野市子ども部・月岡篤志部長)「困っているとの声を聞いている。申し訳ないと思っている。未満児が例年より増えた」

原因は「未満児の入園希望者の増加」と「保育士不足」。3歳未満の入園希望は去年4月は388人だったが、今年は405人に増加。0歳と1歳児に限ると24人増え、194人に上った。一方、市は今年1月、未満児93人の保護者に「入園保留」の通知を出し、保育士の確保に努めたが思うようにいかず。臨時の保育士を雇い33人のうち13人については、「解消のめどがついた」としている。

(中野市子ども部・月岡篤志部長)「求人を募集しているところが多いので、中野だけ急に人が増えるという状況はない。人がいないと見れないので、いかに早く多くの人にお願いして働いてもらえるかが一番」

(待機児童の2歳児の母)「(仕事を)新たに見つけてと思っていたが、祖父母の手助けがないので、求職活動もこの状況ではできない」

県内の待機児童は4月1日現在で、長野市が11人、松本市が36人。安曇野市と塩尻市は、去年10月時点では待機児童がいたが、保育施設の新設などを行い、今年4月は「ゼロ」になった。