1ヵ月遅く“ネコの出産期”迎える・・・保健所では連日「子ネコ」を保護 長野

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長野県内は今、ネコの出産期、いわゆる「子ネコの季節」を迎えている。保健所も連日子ネコを保護し、引き取り手を探している。

(保健所)「感染症の検査が終わるまではこの部屋にいる。ここにいます」

ケージの中で身を寄せ合うのは、長野市保健所で11日に保護された5匹の子ネコ。生後2ヵ月ほどとみられる。

(長野市保健所動物愛護センター・笠原絵美係長)「野良ネコの産んだ子が近所にいると市民が持ち込んだ」

この日は、他に、大人のネコ2匹も保護。ネコを保護する部屋は、収容限度の40匹に迫る状況。というのも、今はいわゆる「子ネコの季節」。

保健所では、毎日のように子ネコを保護している。

(笠原係長)「例年だともう1ヵ月早い。今年は気候の影響だと思うが遅くシーズンが今訪れている」

ネコの出産期は春。例年ゴールデンウィーク前後に訪れる。長野市では3年前の春、山の中で一度に23匹の子ネコが保護された。こうした「遺棄」は動物愛護法違反の犯罪行為だが、県外から持ち込まれる可能性もあり、誰が遺棄したのかつきとめるのが難しいケースも多いという。ネコは飼い方に規制がないため、どんな飼い方をしても罰則などはない。ただ、不妊対策をせず放し飼いのような状況は、結局、行き場のないネコたちを増やす結果になる。

(笠原係長)「2匹が30匹になるのはあっという間。皆さんびっくりするのは、母と子だから兄弟だから大丈夫。そんなことはない、交配してしまう。(飼い主に)ネコの繁殖力が物凄い強いことに理解がないのが問題」

今の時期、臨時で作られる「子ネコ部屋」。ヒーターで暖かくした室内には、この日、譲渡対象の11匹がいた。昨年度、長野市保健所が保護したネコは203匹。このおよそ7割、146匹が子ネコだった。子ネコの引き取りは希望者も多く、早い者勝ちといった感じも。今シーズンは既に10匹以上の子ネコが譲渡されたそう。11日に保護された子ネコも、ワクチンを注射し感染症の検査をクリアすれば、1週間後には譲渡ができるようになる。長野市保健所の譲渡会は月1回、第3土曜日。今月は15日に行わるが、時間のある人は普段の平日も訪れてほしいとしている。