奥社の杉並木「保存活用」本格化へ 戸隠の”パワースポット"を守る! 長野

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人気のパワースポットを守る取り組みが本格化する。長野市の戸隠神社・奥社参道の杉並木は、木に衰えが見え始めていて、12日、保存や活用を検討する組織が発足した。

県の天然記念物に指定されている戸隠神社・奥社参道の杉並木。厳かで神秘的な雰囲気から「パワースポット」として人気となり、年間20万人余りが訪れる。しかし。

(宇都宮大学・谷本丈夫名誉教授)「環境が悪いので、どんどん枯れている。今が最後のチャンス。杉が悲鳴をあげている」

12日、樹木医や植物学の専門家が杉並木を改めて視察。多くの人が参道を歩いて踏み固めたことで根が伸びにくくなり、樹勢が衰え始めているのを再確認した。2017年10月には台風の影響で樹齢約350年の大木3本が倒れた。これを機に既に結成されていた住民有志の会も保護活動を強化してきた。

ここは、去年7月に掘削した場所。

(参加した専門家)「新たに発根しています」

改良土などを入れて戻した場所は、新しい根が生えていた。こうした対策を本格化させるため、視察のあと保存活用計画を練る委員会が作られた。

(戸隠奥社の杜と杉並木を守る会・林部直樹さん)「感慨深い思い。皆さんの意見をまとめて1つの計画をつくることに、やりがいを感じる」

メンバーからは土の改良の他、参道に迂回路を設ける案などがあがっていて、2022年3月をめどに計画をまとめる方針。