「選手が喜んで泣く姿見たい」中日・与田監督を単独直撃! 注目・根尾と“複数の”ポジションプラン

 23年ぶりにドラゴンズに帰ってきた与田剛監督(53)。新監督として臨むシーズンへの方針を聞きました。選手たちへの期待、そして亡き恩師が残したメッセージを聞き、思うこととは…?

■根尾か、京田か…ショートの争いに表れる監督の狙い

 注目のドラフト1位・根尾昂選手の希望を尊重し、ショートでの起用を明言した与田監督。

 3年目の京田選手とのポジション争いに注目が集まっていますが、監督の狙いは「選手たちが複数のポジションをこなすこと」だと話します。

与田監督:

「根尾を獲るということで、京田だけではなくて、他の選手たちもいろんなところが守れるように。これは1つ私の方針でもあって、いろんなポジションをこなせて総力も含めて底上げをしてほしい」

■松坂投手から与田監督がかけられた言葉

 昨シーズン6勝を挙げ、“復活”を遂げた松坂大輔投手。ファンとの交流イベントで、今年は「倍以上投げて、倍以上勝つ」と話し、背番号も99から馴染みの18に変わる、レジェンドへの期待は…?

与田監督:

「(松坂投手が)『今年以上の活躍を来年します』って言ってくれたんですよね。それくらい今年にかける、もう今年で終わってもいいんだというくらいの気持ちで、おそらく松坂も臨んでくれると思うんですよね。懐かしい背番号(18番)を背負って、また一段と飛躍してほしいと思います」

■恩師・星野仙一さんがドラゴンズに残したメッセージに…

<生前の星野仙一さん>

「この地区の文化・歴史、そういうものをドラゴンズとともに育ててきたんだよね。それをいま忘れてるんじゃなかろうかなと。やっぱり地域にきちっと密着しなさいよと、各地域、北海道でも仙台でも広島でもきちっと地域に密着してるじゃないかと。なにか地域とチームが最近離れているような気がしてしょうがない」

 この言葉は、2016年12月、亡くなる約1年前に与田監督の恩師でもある星野さんがドラゴンズに残したメッセージ。このメッセージを聞いた与田監督が考える「ファンサービス」とは…?

与田監督:

「昨年の1月に星野さんが亡くなられて、その年にドラゴンズから、(監督就任の)お話をいただいた。ファンサービスをしようとして、イベント的なことをやることが本来のサービスではない。私が野球人として強いチームに対しての魅力ってやっぱり『全力プレー』なんですよね。気迫みたいなものがファンに伝わるかどうか。143試合全ては勝てませんから、その中でも負けても『よし、明日は応援しよう』と思えるようなプレーをぜひ(選手に)やらせたい」

■「選手が喜んで泣く姿見たい」

 最後にシーズンの目標について、まずはリーグ優勝と語った上で、ある思いを明かしてくれました。

与田監督:

「クライマックスシリーズが2位、3位のチームは『敗者復活』という言葉がよくつかわれるんですよね。その『敗者』という言葉を使われないためには、優勝しかない。おそらく私の野球人生を振り返ってみてもこんな優勝したいと思ったことはないですね。『念ずれば叶う』ではないですけど、常にそういうことを念じて選手たちを泣かせたいですよね。ウチの選手が喜んで泣く姿を見たいなと思います」