軽井沢バス事故受け 高速バスに「非常ブレーキボタン」 長野

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高速バスに新たな安全対策。アルピコ交通は、ドライバーの健康状態が急変した時などに、非常ボタンで緊急停止させ、事故を未然に防ぐバスを導入した。

警報音を鳴らして停止するアルピコ交通の高速バス。ブレーキを踏んで停まったわけではない。「ドライバー異常時対応システム」といって、運転席と最前列の客席の3箇所に非常ブレーキボタンが付いている。ボタンを押すと。警報音やハザードランプで異常を知らせて緊急停止する。導入のきっかけは2016年に15人が死亡した軽井沢町のスキーツアーバス事故。より安全なシステムの開発が進み、バス会社も積極的に導入するようになった。アルピコ交通の植松誠営業企画部長は、「(軽井沢は)いたたましい事故だったと思うし、万が一にも絶対あってはならない。運行管理は万全の体制で臨んでいますが、それでもということのないよう、こうした取り組みをしている」と話した。アルピコ交通はこのほど高速用3台、貸し切り用2台を導入し、今年度中に14台に増やす計画。製造元の日野自動車によると、車線を守って停止したり、路肩に寄せて停まるといった自動運転に近いシステムも研究中という。