農林業などへの影響懸念・ 急増する「ニホンジカ」の管理計画の方針示す 山形

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農林業などへの影響が懸念される「ニホンジカ」について、山形県は生息密度を「1平方キロメートルあたり1~2頭に抑える」などとする管理計画の方針を示した。

県内の「ニホンジカ」は大正時代以降、長く絶滅したとされてきたが、2009年に大石田町で確認されて以降、目撃件数は増加傾向にあり、去年は103件と急増した。また5頭が捕獲されたものの、生息数の実態はまだ分かっておらず、今後個体数が増えれば、県内でも農林業などへの影響が懸念されている。

(県森林研究研修センター・古澤優佳専門研究員)

「最初の目撃から10年が経過しているということで、目撃の増加だけでなく個体数自体が増加しているのでは」

これを受け、県は個体数を調整する「管理計画」について、当初予定していた2021年度から新年度中に前倒して策定することを決め、14日、有識者などを集めた会議で骨子案を初めて示した。案には、生息密度を「1平方キロメートルあたり1~2頭に抑える」とする数値目標が盛り込まれたが、参加者からは「生息数が少ない今の実態に即した計画にすべき」などといった意見が出された。

県の管理計画は「ツキノワグマ」や「イノシシ」に続き4件目で、県では出された意見を踏まえ、来年2月までに最終案をまとめる予定。