史上初米朝首脳会談開催 鹿児島県の拉致被害者家族は

鹿児島テレビ 地域

史上初の米朝首脳会談がシンガポールで行われた。トランプ大統領は午後5時すぎから記者会見に臨み、首脳会談で拉致問題を取り上げたと発言した。ただし共同声明に「拉致問題」は盛り込まれなかった。

鹿児島県内の拉致被害者家族の市川健一さんは、自宅のテレビで12日、一日会談の様子を祈るように見守った。

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の会談は、シンガポールで午前10時から行われ、午後、2人は共同声明に署名した。

トランプ大統領は午後5時すぎから記者会見に臨み、共同声明の内容を明らかにした。この会見でトランプ大統領は、拉致問題について首脳会談で取り上げたが、共同声明には盛り込まなかったと発言した。

これに対し市川さんは「膠着状態が続いた状況で、トランプ大統領が拉致問題を提起してくれたことは素直にうれしい。もう少し詳細に話してくれると思って期待していたので、そこは残念。北朝鮮には何回もだまされているから、ぶれずにしっかりと取り組んでほしい」と話した。

また、トランプ大統領の会見を聞いた拉致被害者家族の増元照明さんは「こんなものだろうと予想通り。北朝鮮が拉致の問題を解決しようという意思が見られていなかった。今後、拉致の問題を話しあうとされていたが、アメリカと連携してやるのか、日朝でやることができるのかが問題。北朝鮮国内に人権侵害された人が大勢いることが大きな問題で、それを改善しない限りは核を放棄すると言っても仕方が無い」と話した。