春を告げる伝統野菜「小笹うるい」 歯触りの良さと強いぬめり 山形・上山市

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山形県上山市で、緑と白のコントラストが美しい春を告げる味覚「小笹うるい」の収穫が今、最盛期を迎えている。

上山市の山あいにある久保川地区。ぶどうやラ・フランスを手掛ける果樹農家の粟野善吉さんは、冬のこの時期、特産の伝統野菜「小笹うるい」の生産に取り組んでいる。ハウス内の温度は20度前後。春の温かさが感じられる土の中から、真っ直ぐに成長したうるいを一株一株、丁寧に収穫していく。

「小笹うるい」は、歯触りの良さとぬめりの強さが特徴。味にくせがなく、おひたしや和え物の食材として人気。

(粟野善吉さん)

「春を実感できるる味。おひたしは抜群。軽くゆでて食べる」

上山市の小笹地区を中心に栽培されている「小笹うるい」は、明治時代に山で採れたうるいを里で育てたのが始まりで、地域の家庭の味として親しまれてきた。

(粟野善吉さん))

「(昔の)大概の農家は大きく栽培するのではなく食べるための自家用のうるいだった。実際に食べてもらって、こういう味だということを知ってもらえばありがたい」

例年通りの出来で最盛期を迎えた小笹うるい。収穫は4月中旬まで続く。